【全東信破産】申立て当日の破産決定という「ブラックボックス」の裏側で—わたしたちが経営者に伝えたいこと【才藤 投稿】

クレジット代行会社「全東信」の破産(負債総額約1259億円)により、主要な取引先である約2万店舗で1店舗あたり平均60万円の売上未入金が生じています。特に飲食店など日々のキャッシュフローが重視される現場において、今回の事態が経営状態や事業継続に及ぼす影響は極めて大きいと考えられます。

内藤からも、今回の件について「見えないところでどれだけの準備があったのか」について厳しい指摘と分析がなされました。数々の経営危機の現場に向き合ってきたわたくしの視点からも、今回の破産劇にはどうしても見過ごせない「裏側」があります。

負債1000億円超。「即日破産決定」というスピードの裏にある現実

今回の報道で最も驚かされたのは、破産申し立てから「即日破産決定」が出されたというスピード感です。

世間では「突然の倒産」として報じられていますが、実際の現場を知る人間からすると、負債が1000億円を超える規模の企業が、今日明日で突然倒産手続きを完了させることは物理的に不可能です。

裁判所に提出する膨大な陳述書、債権者一覧表、各種契約書、そして過去数年分の預金通帳の履歴……これらを揃え、裁判所や裁判官、そして事前に選定される破産管財人と調整を行うには、どれほど入念な事前準備が必要か計り知れません。監査法人や税理士、公認会計士、社内の経理担当者も巻き込んだ上で、水面下で相当な時間がかけられていたはずです。

だからこそ、残された加盟店の皆様や関係者に対して、あまりにも情報がブラックボックスのまま置かれている現状に、もどかしさと悔しさを感じずにはいられません。

💡【動画でさらに詳しく解説しています】

この「申立て当日の破産決定」や「語られないブラックボックスの中身」について、当事務所のチャンネルでもガチ予想と徹底解説を行っています。ぜひあわせてご覧ください。

👉 【全東信破産】vo.1 申立て当日に破産決定。ブラックボックスの中身を倒産のプロがガチ予想

限界ギリギリまで抱え込んでしまう経営者の方へ

内藤は、動画の中でこう語っていました。

「もし半年前に、あるいはもっと早い段階で相談に来てくれていれば、被害を最も少なくして終わらせる『ソフトランディング』ができたのではないか」と。

経営の危機的状況において、選択を迫られる現場には常に厳しい現実が伴います。経営者にとって「倒産」という選択肢は、これまでの歩みや努力を否定するように感じられ、言葉にできないほどの葛藤が生じるものです。「まだ立て直せるかもしれない」「どこへ相談すべきか分からない」と、一人で問題を抱え込んでしまう心理構造は、多くの経営現場で共通して見られる実態です。

こうした背景から、当事務所では経営課題を抱える事業者様への支援に真摯に取り組んでおります。問題の早期発見と的確な対応を通じて、孤立した状態での決断によるリスクを回避することが重要だと考えているためです。当事務所には、これまで多様な経営問題や再建案件に対応してきた実績とノウハウが蓄積されており、困難な状況においても小規模・零細企業の経営に寄り添う相談相手としてサポートを提供しています。

(※今回の全東信の破産に関する詳しい背景や所長の分析の詳細は、以下の動画でも詳しく語られていますので、ぜひご視聴ください。)

YouTube動画:【全東信破産】vo.1 申立て当日に破産決定。ブラックボックスの中身を倒産のプロがガチ予想

不安を感じたその瞬間が、未来を守る分岐点です

経営の舵取りは、時に孤独で、正解が見えなくなる瞬間があります。しかし、トラブルが表面化してしまってからでは、選べる選択肢がどうしても狭まってしまいます。

「こんな段階で相談してもいいのだろうか」

「まだ自分の中で気持ちの整理がついていない」

そう思われるのは極めて自然なことです。ただ、迷われているその時こそが、最善の対応に向けた大切な分岐点となり得ます。匿名での受付も行っておりますので、お気持ちの準備が整った段階で、一つの選択肢としてご一考下さい。

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