生き残れる経営者像は

『最も強いものが生き残るわけではなく、
最も賢いものが生き残るわけでもなく、
唯一、生き残ることがができるものは
変化できるものだ。』

It is not the strongest
of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one
that is the most adaptable to change.
Charles Darwin

チャールズ・ダーウインの言葉と伝えられているものだ(どうやらダーウインの著作にあった言葉ではなく、後年の創作のようだが)。

わたしは、この言葉の中に生き残れる経営者の重要な要素があるように思う。

逆説的に、〝強い経営者〝や〝賢い経営者〝は必ずしも生き残れない、ということを示していることが重要なのだと思う。

キーポイントはアダプタブル・トゥ・チェンジ、すなわち[順応するための変化]。

単に変化することが目的ではなく(そう誤読する方は多い)、あくまでも〝適合、順応するための変化〝がポイントなのだ。

〝強い経営者〝になるためのトレーニングはできるだろう。
〝賢い経営者〝になろうとしている人はたくさんいらっしゃるようだ。

が、〝順応するための変化〝を身につけようとしている経営者は見かけないように思う。

経営危機に陥った経営者の相談に950件以上対応していると、この言葉の重みがよくわかるのである。

 

(初出:2012年2月、修正:2021年8月1日、最終修正2024年6月27日)

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